明治2年(1869)に久留米水天宮から勧請され、同地区内にあった稲荷神社、弥剣神社(祇園社)の3社が合祀されました。毎年5月3・4・5日には、夏場に多くなる水難事故防止を祈願するため「沖端水天宮祭り」が開催されます。中でも水天宮横の掘割に浮かべた舟舞台の上でお囃子が奉納演奏される「舟舞台囃子」は最大の見どころ。文化・文政時代に発祥したといわれており、三味線、笛、締太鼓、つり太鼓で演奏される古典的な囃子に異国情緒豊かなオランダ風の調子が混ざり合うため、別名「オランダ囃子」と呼ばれます。掘割の両岸には屋台が並び、多くの参拝客で賑わいます。
柳川市稲荷町