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久留米絣

久留米絣

伊予絣、備後絣とともに日本三大絣のひとつとされている久留米絣。江戸後期、当時13歳だった少女・井上伝が久留米絣の創始者といわれています。伝は、着古した藍染めの着物に色落ちした白い斑点があるのをおもしろく思い、着物をほどいてその糸を調べました。糸の白と紺が交差するのにならって、糸を括り、染め、それを織ると模様が現れることを発見したそうです。絣は、織る前に柄を染め分ける綿織物で、昭和23年には国の重要無形文化財の指定を受け、昭和51年には伝統工芸品にも指定されました。筑後市をはじめ広川町や久留米市が主な産地です。伝が久留米絣を創りだしてから200年余り、伝統の技術を受け継ぐ匠たちの手仕事によって、今も新しい久留米絣が生まれています。