伝統産業

大川組子

大川組子

家具とともに伝統産業として発展してきた大川建具のひとつです。糊や釘を一切使わず、細かく割った木材を一つ一つ組みながら、精巧な幾何学模様の組み合わせで図柄を表現していく手法で、書院・障子・欄間などに取り入れられています。長年の経験に培われた職人の技が生み出す建具は、和の空間を見事に演出し、木工の町・大川ならではの芸術性に富んだものとして好評を博しています。昭和62年(1987)、福岡県知事指定特産工芸品になりました。