伝統行事・イベント

鬼の修正会

鬼の修正会

明治以前は、神仏混淆で、熊野神社と隣にある坂東寺を一体的に坂東寺とよんでいました。この坂東寺は延暦年中(約1250年前)に第五十代桓武天皇の勅願で、紀州熊野三大権現として勧請されたことに始まります。のちに坂東寺と熊野神社に分かれました。鬼の修正会は別名追難祭(ついなさい)ともよばれ、坂東寺創建と同時に無病息災とを祈願する火祭りとして始められた鬼追いの儀式です。大松明は、長さ13メートル、直径1.5メートル。燃え盛る3本の大松明を、締め込み姿の若者たちが刈又で持ち上げ、「わっしょい、わっしょい」の掛け声とともに境内を勇ましく回る光景は圧巻です。昭和44年10月21日に、福岡県の無形民俗文化財に指定されました。

筑後市熊野730熊野神社