※当おすすめ旅コースは、モニター旅行の体験レポートを兼ねてご紹介するコースです。料金や時間等はおおよその目安としてご理解ください。
また、掲載情報は変更された情報がわかり次第、更新いたしますが、必ずしも現在の情報を反映するものではありませんので、予めご了承ください。
出発地 / 出発時刻 | 筑後船小屋駅 / 10:15 |
終着地 / 終着時刻 | 筑後船小屋駅 / 翌日14:40 |
主な交通手段 | レンタカー |
予算の目安(交通費※+食事代+宿泊代) ※出発地から終着地まで | 3人旅: 15,000~20,000円/1人 2人旅: 16,000~21,000円/1人 |
モニター旅行実施日 | 令和2年11月13日・14日 |
※掲載写真には別日に撮影した写真が含まれています。
今回の旅のテーマは「《奥八女》矢部川源流域を訪れる旅」です♪
現在の「茶のくに」八女市は、平成に旧八女市と上陽町・黒木町・立花町・星野村・矢部村が合併して出来た市で、その面積は筑後七国全域の半分以上を占めています。
今回はその広大なエリアの中でも「奥八女」と呼ばれるエリアにある、矢部川源流域の「秘境」を目指します!
筑後船小屋駅のロータリーからレンタカーで出発!
晴天に恵まれ、矢部川沿いの道(県道715号線→国道442号線)を気持ちよくドライブできました^^
立花町を抜け、黒木町に入ると、だんだんと八女の奥地へと向かっているムードが高まってきます。
「黒木の大藤」は4月中旬~5月上旬に見頃を迎えます。
黒木町を抜け、矢部村に入ると、勾配の大きな坂道が多くなってきます。山々が繰り広げる景色の変化が見ごたえがあります。
いくつかのトンネルを潜り抜けると、「日向神ダム」に辿り着きました。
ダムを囲む岸壁に穿たれた、暗く狭いトンネル(運転に自信のない方には通行をおすすめできません…)を潜り抜けると、赤い「けほぎ橋」が見えてきました。
車から降り、恋愛成就祈願のスポットとして知られる「ハート岩」の展望場所へ。
橋の上から眺める広大な景色や静けさ、澄んだ空気がとても気持ちよく、それだけでもここを訪れる価値があると感じました。
展望場所へ近づくにつれ、岩がきれいなハートの形に見えてくるのが面白かったです。
ハートの形が最もきれいに見える位置に「幸せの鐘」が設置されていました。
なお、ハート岩は、ダムの対岸の方にも絶好の展望場所があり、そちらからの眺めもおすすめです(写真は後日撮影)。
けほぎ橋を渡り、日向神ダムの対岸へと架かる「鶴橋」を渡り、しばらくダム沿いの道(国道442号線)を進むと、「杣のさと」に着きました。
矢部川の渓流沿いの山道をしばらく進むと「秘境杣の里渓流公園」に着きました。
山奥はすでに紅葉がピークを迎えていて、燃える様な赤や鮮やかな黄色が木々を美しく彩っていました。
駐車場に車を停め、遠く上方に見える大吊橋を目指して歩きます。吊橋からはどんな景色を眺められるのでしょうか?
スロープの様ななだらかな坂道を少しずつ登って行きます。途中、道端に子供達の絵や作文が展示されてあり、鑑賞しながら歩くと、あまり登りのきつさを感じませんでした。
吊橋の近くまで来ると、展望台があり、大きな「八女津媛」の像が立っていました。八女津媛は八女の地名の由来となった伝説の女神です。
展望台からの眺めは爽快でした。
展望台からの細い通路を登ると大吊橋に着きました。
大吊橋からの絶景をゆっくりと…眺める程の余裕は正直ありませんでしたが(汗)、奥八女の秘境を訪れた際は必見の景色であることは間違いありません^^
次に訪れたのは、杣の里渓流公園から程近くにある「大杣公園」です。
公園内にある「良成親王」の御陵墓には荘厳な雰囲気が漂っていました。
良成親王についての詳細は省きますが、何故、この山奥に宮内庁が認定する親王のご陵墓があり、今も厳かに祀られているのか、歴史を深くお知りになりたい方は、ぜひ現地を訪れてみてください。
公園の広場には反り屋根のある土俵と大きな石碑がありました。
帰り際に、公園の管理をされている方が通りがかり、南北朝時代から現在までの矢部村や今も残る古文書について等、色々とお話を伺うことができました。
今日の旅の最後に訪れたのは、八女津媛神社です。
八女津媛神社へは、いったん山道を下って、別の登り道から辿り着きました。
八女津媛がまつりごとをされていたと伝わる「神の窟(かみのいわや)」は、まさに神秘的でした。
岩から滴り落ちて溜まった「媛しずく」を写真に撮ると願いが叶うとのことでしたので、パシャパシャと撮ってみました^^
社殿のそばには八女津媛の神像と、子宝のご利益があるとされる「夫婦岩」がありました。
樹齢推定650年(!)の「権現杉」は、八女津媛神社の愛称である「ごんげんさん」の由来となっているのだそうです。
今日の宿泊場所の「奥八女別荘やべのもり」に着きました。
レストランとフロントのある棟でチェックインを済ませます。
平屋造りの離れ宿で、まさに「別荘」といった雰囲気です。
7つの趣の異なる棟があり、今回私達は「文字岳」に泊りました。
夕食はレストランで季節のコースをいただきました。おいしかったです^^
山の景色を眺めながら入れるお風呂と、ふかふかのお布団で今日の疲れを癒し、明日の旅に備えました。
2日目はやべのもりで朝食をいただいた後、最初に「グリーンピア八女」と「山中渓谷」に向かいました。
グリーンピア八女の駐車場に車を停めて山中渓谷へと歩きます。
山中渓谷は、その紅葉の美しさから「もみじ谷」とも呼ばれています。
川沿いの道をしばらく歩くと、「山中渓谷の重箱岩」の看板のある所から川の方へ降りることができました。
足元に注意しながら歩き進むと、板が幾重にも積み重なった様な岩肌の上を清流が流れる、みごたえのある景色を見ることができました。
帰りは登り道をゆっくり歩きながら、森の空気に癒されました。
グリーンピア八女でしばらく休憩をとり、次の目的地へ出発しました。
次は立花町の「立花ワイン工場・夢たちばな館」を訪れました。
ワイン工場でフルーツワインの製造現場の見学をさせていただきました。仕込み中のフルーツの甘い香りがしていました。
お隣の夢たちばな館で、ワインの試飲もさせていただきました。
夢たちばな館では、色んなフルーツのワインが販売されていました。
お昼ご飯は「道の駅たちばな」の「お食事処 招竹梅」でいただく事にしました。
令和2年8月にオープンしたお店です。
店内は複数のお店が入ったフードコート式になっており、各々好きなお店のメニューをいただきました。
窓辺の席から外の景色を眺めながら、ゆっくりと食事ができました。
食事の後は、お隣の産直売り場へ。
採れたて新鮮な野菜や果物、農産加工品がたくさん販売されていました。
お土産を買って、あとは帰るのみとなりました。
行きと同じ矢部川沿いの道(国道442号線→県道715号線)を通って無事、筑後船小屋駅に帰り着きました。
「奥八女」の矢部川源流域を訪れる旅は、八女の広大な自然と奥深い歴史に触れる事ができ、とても楽しく有意義な旅となりました。
季節ならではのきれいな紅葉を満喫する事もできましたし、春や夏にも訪れて、その時々の自然を味わってみたいと思いました。
また、奥八女には今回の旅では訪れる事ができなかったみどころが数多くありますので、機会があれば別の旅のルートも考えてみたいと思います。