そこは八女の奥地、矢部川の上流にある湖の様な広大なダムである。
かつては日向神渓谷の美しい景観が広がる村であったという。
ダム建設への反対運動は長く続いたといわれるが、昭和34年、ダムは完成し、村は湖底に沈んだ…
ダムを囲む道は細く、付近の奇岩群を近くで見るためには、断崖絶壁の下の暗いトンネルをくぐらねばならない。
トンネルの崩落事故で亡くなった人の慰霊碑がある…
「ここは来てはいけない」
そう感じる人も多いだろう…