果のくに広川・茶のくに八女 古代の筑後を偲ぶ旅

果のくに広川・茶のくに八女 古代の筑後を偲ぶ旅

果のくに広川・茶のくに八女

※当おすすめ旅コースは、モニター旅行の体験レポートを兼ねてご紹介するコースです。料金や時間等はおおよその目安としてご理解ください。
また、掲載情報は変更された情報がわかり次第、更新いたしますが、必ずしも現在の情報を反映するものではありませんので、予めご了承ください。

旅のデータ

出発地 / 出発時刻筑後船小屋駅 / 10:00
終着地 / 終着時刻筑後船小屋駅 / 17:00
主な交通手段レンタカー
予算の目安(交通費※+昼食代)
※出発地から終着地まで
3人旅: 3,000~4,000円/1人
2人旅: 4,000~5,000円/1人
モニター旅行実施日平成29年11月1日

※掲載写真には別日に撮影した写真が含まれています。

10:00

今回旅のテーマは『古代の筑後を偲ぶ旅』です♪
筑後地方の中でも、八女郡広川町と八女市は古墳が数多くあることで知られています。古墳を見に行ったのは小学校の遠足以来?…はたして、どんな旅になるのでしょうか?
今回も筑後船小屋駅のレンタカー乗り場から出発します。

駅レンタカー九州 筑後船小屋駅レンタカー営業所

筑後船小屋駅の周辺マップ

10:00

欠塚古墳

最初に、筑後市前津にある「欠塚古墳公園」を訪れました。
欠塚古墳は、筑後船小屋駅から、これから訪れる予定の「弘化谷古墳公園」や「石人山古墳」への道(県道86号線)の途中にあります。
因みに、「欠塚」は「かげつか」と読みます。

欠塚古墳公園駐車場

欠塚古墳

欠塚古墳

入口の向かいにある駐車場に車を停め、公園としてきれいに整備された古墳に登り、見晴らしのいい景色を前に、すがすがしい朝の空気を思いっきり吸い込みました(^o^)

10:25

弘化谷古墳

欠塚古墳からさらに車で北へ進み、広川町に入るとすぐに弘化谷古墳公園があります。
県道86号線から左に分岐した細い道を少し進むと、広い駐車場があったので、車を停めました。(後で訪れる予定の「こふんピア(広川町古墳公園資料館)」にも駐車場があります。)

弘化谷古墳

弘化谷古墳

弘化谷古墳

とても大きな古墳でした。古墳時代後期の6世紀中頃に築造されたのだそうです。

弘化谷古墳

弘化谷古墳

頂上に登る階段はまるで空へと続くかの様でした。頂上からの眺めも爽快でした^^
階段を下りて周濠跡を周ると、扉が閉められた石室への入口がありましたが、中を覗けるのは年に1回の「ひろかわ古墳まつり」の時だけとのことでした。

弘化谷古墳から石人山古墳へ

弘化谷古墳から石人山古墳へ

弘化谷古墳から石人山古墳へ

弘化谷古墳からお隣の石人山古墳へとつながる道がありました。一人だとちょっと怖そうな道でしたが、おしゃべりしながら楽しく通り抜けました^^

石人山古墳

石人山古墳

マムシに注意!の看板

石人山古墳

弘化谷古墳と石人山古墳の間の道標の前を過ぎると、広い原っぱに出ました。「マムシに注意!」の看板が…(^^;

石人山古墳

石人山古墳

石人山古墳

「石人山古墳」と後で訪れる「古墳公園資料館」へ別れる分岐点を過ぎ、しばらく歩くと丘陵の中央部らしき場所に辿り着きました。
奥にある「家型石棺」を守る様に、1体の「武装石人」が立っていました。

石人山古墳

石人山古墳

奥の石棺のある場所へとつながる道を歩くと、探検隊になった様な気分になりました^^

石人山古墳

石人山古墳

広川町古墳公園資料館(こふんピアひろかわ)

先ほどの分岐点に戻り、道標に「古墳公園資料館」と書かれてあった方へ進むと、大きな赤レンガの建物が見えてきました。
ちょうど館長さんが外にいらっしゃったので、ご挨拶して撮影の許可もいただき、中に入りました。

11:00

広川町古墳公園資料館(こふんピアひろかわ)

広川町古墳公園資料館(こふんピアひろかわ)

ロビーに弘化谷古墳の石室の複製が展示されてありました。壁画には赤や緑の不思議な幾何学模様が描かれていました。
たくさん展示されている出土品に、古代の人々の生活が偲ばれました。

広川町古墳公園資料館(こふんピアひろかわ)

記念スタンプ(こふんピアひろかわ)

古墳時代の代表的な土器である「須恵器」を触ることができるコーナーがありました。子供も楽しめますね^^
最後に、記念カードにスタンプを押しました。

石人山古墳

弘化谷古墳へ

弘化谷古墳へ

資料館を出て、先ほど来た道を通って駐車場へ戻りました。

11:35

次に向かったのは、広川町太原区にある「太原のイチョウ」です。
近年テレビで観ることも多くなり、人気上昇中のイチョウの鑑賞スポットです。

太原のイチョウ

太原のイチョウ

太原のイチョウ

黄葉がまだ始まったばかりで、青い葉や黄色くなりかけの葉が多かったです。
実際に観に行かれる方には、11月中旬以降の見頃の時期をおすすめします。

太原のイチョウ

後日に撮影した、もう少し色づいた頃の写真です。
日に日に色づきを変えるイチョウですが、その時々の表情を楽しめます♪

12:20

びーふ亭

びーふ亭

たくさん歩いてお腹がペコペコになってきたところでお昼ご飯です^^
今回は八女市吉田、国道3号線「福島高校前」交差点そばにある老舗の「びーふ亭」でいただくことにしました。
2人とも「レディースランチ」にしました。メインのお肉と種類豊富なおかず、食後のデザート・ドリンク付きで、とても美味しかったです♪
店内の落ちついた雰囲気の中で話もはずみました^^

付近の飲食店

13:35

丸山塚古墳

丸山塚古墳

丸山塚古墳

丸山塚古墳

お腹も満たされ、ゆっくりと休憩をとった後、八女市宅間田にある丸山塚古墳を訪れました。
駐車場の端にある案内板にはQRコードが付いていて、携帯電話で読みこむと八女市のホームページにつながり、音声ガイドが聴けました♪

丸山塚古墳

丸山塚古墳

頂上からの眺めは、八女の景色が一望できる、とても素晴らしい眺めでした^^

九州オルレ八女コースの目印

丸山塚古墳

八女古墳群自然遊歩道の地図

この後に訪れた場所でもいくつか見かけましたが、「九州オルレ 八女コース」の目印が立っていました。
駐車場の入口の方へ出る道を下っていくと、「八女古墳群自然遊歩道」と書かれた石版の地図がありました。この辺りには大きな古墳がたくさんあることが、よくわかります。

14:00

岩戸山歴史文化交流館 いわいの郷

岩戸山歴史文化交流館 いわいの郷

岩戸山歴史文化交流館 いわいの郷

先ほどお昼ご飯をいただいた「びーふ亭」の方へ戻り、「福島高校前」の交差点を過ぎて坂道を少し登った所にある「八女市岩戸山歴史文化交流館 いわいの郷」を訪れました。
中に入る前に、庭園を少し散歩してみました。

岩戸山歴史文化交流館 いわいの郷

茶のくに八女 案内地図

岩戸山歴史文化交流館 いわいの郷

丘の上からの気持ちのよい眺めを楽しめました♪ 遠くの山並みは耳納連山でしょうか。
庭園内に立っている「茶のくに八女・奥八女」の案内板にはみどころ情報が満載で、あちこち行ってみたくなりました。

岩戸山歴史文化交流館 いわいの郷

岩戸山歴史文化交流館 いわいの郷

館の中に入り、受付を過ぎると、床が大きな八女の地図になっていました^^
展示室に入ると、シアタースペースがあり、「磐井の乱」のCGによるドラマを観ることができました。

岩戸山歴史文化交流館 いわいの郷

岩戸山歴史文化交流館 いわいの郷

ドラマを観終えて先に進むと、岩戸山古墳や八女古墳群の様々な出土品や資料が展示されてありました。

岩戸山古墳

岩戸山古墳入口

岩戸山古墳

岩戸山古墳

展示室を出て、「岩戸山古墳入口」と書かれている方へと進みました。交流館の裏口が岩戸山古墳への入口になっているのですね!

岩戸山古墳

しばらく歩くと、広い正方形の台地に出ました。端の方には石人が並んでいました。
この台地は「別区(べっく)」と呼ばれ、四方43mもあるのだそうです。

岩戸山古墳

岩戸山古墳

岩戸山古墳

周濠跡らしき道を先に進むと、大きな神社があり、その先に鳥居の立つ階段がありました。
長い階段の様でしたので、ひるみかけましたが、思い切って登ってみました。
登った先をしばらく歩くと、石碑の立つ円墳の中央部らしき、厳かな雰囲気のある場所に着きました。

岩戸山古墳

岩戸山歴史文化交流館 いわいの郷

岩戸山歴史文化交流館 いわいの郷

先ほどの階段を下りて、古墳を一周し、交流館に戻りましたが、岩戸山古墳がとても大きな古墳であることを体感できました。
館内で少し休憩をとらせていただきました。

筑紫君磐井の像

高床式倉庫と竪穴式住居

館を出て、入口にあった筑紫君磐井の像をもう一度よく見てみました。
先ほど見た時以上に威厳を感じられる気がしました。
先ほど庭園を散歩した際に遠くに見えた、弥生時代の高床式倉庫と竪穴式住居の復元を近くで見てから、車へと戻りました。
この次に、八女市山内にある「童男山古墳」も訪れてみたかったのですが、時間の都合でまたの機会にすることにしました。

16:15

べんがら村

べんがら村

べんがら村

今回の旅で最後に訪れたのは八女市宮野にある複合施設、べんがら村です。販売店で八女の新鮮な農産物や加工品を購入できました。
八女の酒蔵のお酒や地ビールもお土産に喜ばれると思います^^

17:00

九州新幹線筑後船小屋駅

だんだんと日が暮れる時刻が早くなってきました。夕日を浴びつつ筑後船小屋駅へと帰り着きました。
今回の旅ではかなり長い距離を歩きましたが、心地よい疲れとともに旅の余韻にひたることができました。

A子の感想

1日にたくさんの古墳を訪れ、資料館や交流館でよい学習もできました。
古墳に登ったのは小学校の遠足以来?でしたが、頂上からの眺めは気持ちよく、緑豊かな自然や澄んだ空気にも癒されました。
「古墳女子」や「インスタ映え」という言葉も流行る今、果のくに広川・茶のくに八女を巡る旅は今時の女子になれた感じもして、楽しい旅でした^^
各スポットを訪れる度にきっと新しい発見がある、味わい深い旅でした。