幽霊の掛け軸

筑後七国百物語

幽霊の掛け軸

正福寺

元禄元年の夏のことであったという。
さすらいの絵師坂田音五郎は久留米藩に採用され、仕官までの間、八女の正福寺で寝泊りしていた。
寺の本堂の改修のため出入りする職人達の間では、近頃墓で火の玉が出るという噂が広まっていた…

ある夜、音五郎が本堂の障子を開け放っていると、火の玉とともに女の幽霊が現れた。

音五郎は平然と幽霊に話しかけた…

聞けば、女は50年前に流行りの病で亡くなったが、今は身内も皆亡くなり、墓も掘り起こされてしまったため、現世に戻って来ても行き場がないのだという。

正福寺

音五郎は女の幽霊に現世への未練を捨てるよう説得したが、聞き入れられず、それではと幽霊の姿をありのままに写生してみせ、この絵を身代わりとしてこの世に残してはどうかと提案した。

すると幽霊は納得して消え去り、その後は墓で火の玉を見る者はいなくなったという…

寺では、今も毎年お盆になると幽霊の絵の掛け軸が掲げられているらしい…

HAWKSベースボールパーク筑後  周辺お散歩&ドライブ なないろのくにで酒蔵を旅する 筑後七国ならではのお酒にあうおつまみ なないろの『くに』と出逢う ここでしかできない体験 特集 筑後七国の手みやげ 筑後七国百物語 筑後七国よかとこ巡り旅 Facebook 筑後七国よかとこ巡り旅 Twitter
PAGETOP
Copyright © 筑後七国よかとこ巡り旅 All Rights Reserved.